動労水戸支援共闘ニュースNo.9

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会員Yさんの早すぎる死を悼む

7月2日、越谷市で反戦・反原発の集会、デモをともにたたかい、動労水戸支援共闘越谷の会員であったYさんが逝去されました。5月に例会の連絡のため電話をかけた際に、末期がんで近く緩和ケアの受けられる病院に転院すると聞かされ、「もう少し早くあなたたちと知り合いたかった」という言葉が私たちとの最後の会話となってしまいました。

Yさんは、越谷市内の『さようなら原発集会』、スタンディング、『9条の会』の常連でした。2015年8月の安保(戦争)法案反対の集会で「韓国の労働者のようにたたかおう!」と訴える私たちに「あなたたち、韓国人なの?」と声をかけられたのが出会いでした。

そのとき、持っていた『前進』を見て、「懐かしい! まさかこれをここで見れるなんて!」「じゃあ、この子は将来の革命戦士ね」と一緒にいた会員の子どもを見て、楽しそうに目を細めていたお顔を今でもはっきりと覚えています。

2016年10月8日に越谷市中央市民会館で行った映画『A2-B-C』上映会では、動労連帯高崎の木村書記長の「連帯高崎は、分割・民営化を認めていない。国鉄の組合としてJRと闘い続けている」という発言、動労水戸の木村書記長の被曝労働拒否のたたかいの報告に心の底から感動されて、「国鉄の労働組合として闘い続けるなんてすばらしい! そう、労働組合なのよ!」「今までいろいろな脱原発や反戦の集会に参加してきたけど、議員が出てきて結局、選挙で1票をとなってしまう。ちょっと違うと思っていた。私はこんな活動を待っていたのよ。この会に入って応援します!」と即座に半年分の会費を納めてくださり、ともにたたかうことになりました。

1月のNAZEN埼玉への「白タク」共謀罪弾圧の勾留理由開示公判をともに傍聴し、高浜原発再稼働絶対反対の2・26 1万人の舞鶴大行動実行委の中心である京都府職労舞鶴支部に宛てた檄布には「この国は持ち続けゆく いち早く付喪神(つくもがみ)となりし原発を」という自作の短歌とイラストをかいてくださいました。

3月5日には、JR東日本本社のあるJR新宿駅前で国鉄千葉動力車労働組合の春闘ストライキ支援、外注化・地方切り捨ての3月ダイヤ改悪への抗議行動に参加し、動労総連合に結集する労働者の発言をじっくりと聴いておられました。

動労水戸支援共闘越谷の例会では、毎回鋭い意見を述べられ、最初は平行線だった議論の中で、合点がいったときに「はー、なるほど、そうかそうか、そういうことね」という身体の深いところから発せられるような声が今でも耳に残っています。

Yさん、本当にもっと早くあなたにお会いしたかった。お叱りも含めてもっとあなたのお話を聞きたかった。あなたとともに過ごした半年余りの経験が今の支援共闘越谷の活動の礎となっています。

私たちは、もっとしっかりとわかりやすく職場、地域でのたたかいを続けていきます。そしてYさんが心動かされた節を曲げない労働運動、被曝労働拒否、戦争協力拒否の労働運動、福島の子どもや住民を守り、すべての原発をなくす運動を職場で、地域で、全国ですすめていくことを誓います。

最後に歌人であったYさんが、4・1常磐線浪江延伸に抗議してストライキに立った国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)のたたかいを詠んだ歌をご家族の了承を得て紹介させていただきます。この歌に込められた怒りと希望を心に刻みたいと思います。

常磐線復旧作業にもあると聞く下請け孫請けの人らの被曝

ニュースでは歓迎の声のみ流されて常磐線つひに浪江まで

いわき駅にJR組合員集まれり「常磐線延伸反対」の幟掲げて

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10.2越谷国鉄集会ビラ

10.2越谷集会表10.2ビラ表

10.2越谷集会裏10.2ビラ裏

帰還と被曝の強制を許さない 労働組合の闘いに 社会を動かす力がある

10.2越谷国鉄集会 2015年10月2日(金)午後6時30分~午後8時30分 越谷市中央市民会館

おかしいことをおかしいという労働組合が必要だ  戦争・被曝・外注化反対!非正規職撤廃!

戦争協力拒否! 安倍打倒!生きるための闘いを開始しよう                     

安倍政権は労働者や住民に戦争と被曝を強制し、私たちの生活を破壊しています。
非正規雇用が全労働者の38%、2千万人に達し、女性の非正規雇用は全女性労働者の57%、子どもの6人に1人が貧困状態です。福島の原発事故避難者約10万人が賠償を打ち切られ帰還が強制されています。沖縄は「基地の島」「非正規雇用の島」として辺野古基地建設が押し進められています。税金を上げ、福祉を削り、軍事費が戦後最大となる、このどこが「美しい国」であり「国民の命と暮らしが守られている」と言えるでしょうか。
戦争は、全世界的な新自由主義体制の破綻の中で全ての犠牲を労働者に押し付け、一握りの大資本が生き伸びようとする攻撃です。韓国民主労総のゼネストとともに、国際連帯の力で阻止しましょう。職場や社会の矛盾と闘う労働組合こそ、戦争協力を拒否できる具体的な力です。

国鉄分割・民営化は国家の違法行為!動労総連合の解雇撤回の闘い

食べ ていけない非正規職の横行は、国鉄分割・民営化(1987年)から始まりました。闘う労働組合を解体し、闘わない御用組合に転換させる攻撃でした。この過程で、真っ向から反対に立ち上がったのが動労千葉や動労水戸です。1047名解雇撤回を掲げて継続された国鉄闘争全国運動は、解雇者を物販で支え、10万筆を超える解雇撤回署名を集めました。そして、今年6月30日、動労千葉の解雇撤回・最高裁判決で「組合差別による不採用は不当労働行為」と認めさせました。「分割・民営化は国家ぐるみの不当行為」と認めさせた、これが労働組合の力です。
この闘いに続けと、いま福島や新潟など各地で動労総連合が結成されています。9月12日には動労連帯高崎が外注先で列車の清掃を行うTTS労働者とともに、「JRに戻せ!人を増やせ!賃金上げろ!」とストライキに立ち上がっています。闘って解雇撤回を勝ち取った動労水戸の闘いに学ぼう!
動労水戸書記長の木村郁夫さんは、1982年に国鉄に入社、86年に動労水戸結成に参加し、87年に機関紙の免許を取得していたにもかかわらず運転士に登用されず、東海駅のそば屋に配転されました。6年半をそば屋で働いたのち、駅舎取り壊しでそば屋そのものがなくなるのに伴い、大子駅の検修部門に配転され、16年半。その間も解雇撤回で闘い、2008年末に登用差別裁判に勝利し、翌年から運転士に復。現在水郡線を運転しています。
解雇撤回を勝ち取り、団結を維持し、被曝労働拒否と外注化撤廃で闘う動労水戸のような闘いにこそ、労未来を切り開く展望があります。

労働者も住民も被曝させない!被曝労働と原発をなくそう!

福島で放射能の影響で小児甲状腺がんを発症している子どもは既に127人と増え続けています。
動労水戸は2014年2月に「帰還強制のための竜田延伸反対!」とポケモントレインの運航に反対し、ストライキを闘いました。JR東日本は来春にも常磐線全線を開通させ、年間5.2ミリシーベルトを超える地域に列車を走らせようとしています。動労水戸はこれに断固反対でストライキを構えて闘っています。この闘いは福島現地の人々の共感を呼ぶとともに、「原発労働者にこそ労働組合が必要だ」という叫びと合流を開始しています。
今こそ既成労働運動を乗り越える闘う労働運動の出番です!

この集会を出発点として、職場に地域に闘う労働組合をつくっていきましょう!